製品情報

心臓血管外科関連製品

手術用機器/材料

ここでは、心臓血管手術に間接的な関わりをもつ周辺器機をご紹介します。
近年の心臓血管手術は高年齢化により重症例が増加しております。その事により、手術も複雑となり手術の補助を役割とする周辺機器も重要視されております。

光源装置

人工肺

光源装置は、無影灯の明りが十分に届かない深い暗い術野をハッキリと明るく照らす目的で使用されます。
ただ、明るいだけでなく「色温度」も重要な要素です。
より太陽に近い、自然な光が必要とされます。現在市販されている光源装置の主なランプは「キセノンランプ」と「ハロゲンランプ」があります。
太陽の色温度は7000°~7200°Kelvinです。
これに対し、キセノンランプは6600Kelvin、ハロゲンランプは約3250Kelvinであり、キセノンランプは、太陽光に近い色温度をもった光源装置といえます。
これにより血液である赤色の識別を向上させ、手術をサポートします。

血管鉗子

血管鉗子

血管鉗子は末梢から大血管まで、血流を遮断する目的として使用されます。
これらの血管鉗子は適用部位・術野の深さ・手術方法の違いにより形状や長さの要求は多種多様です。
また、解剖学的血管形状や性状も脆弱であったり硬化や石灰化していたりなど様々であり、状況に応じた遮断鉗子先端の素材が要求されています。
この遮断鉗子の先端はソフトなチップを取り付けられることから、血管に優しい製品となっております。
以前はソフトチップの厚みにより、狭深部において不向きな点がありましたが、ソプトチップを薄くした製品も取り揃えております。

血栓除去カテーテル

血栓除去カテーテル

血栓除去カテーテルは、先端にバルーン(風船)を有する動脈血栓・塞栓除去用のカテーテルです。
血栓除去術の最も基本的な治療デバイスとして広く用いられています。
使用方法は対象血管部位に挿入後、塞栓物質の遠位部でバルーンを膨張させて、塞栓とともに引き出すという製品です。
時代背景の変化により、生体適合性の優れたシリコ-ンを素材としたバルーンを採用した製品が現在では発売されています。
カテーテルのタイプは動脈用の他、静脈用・閉塞用・ガイドワイヤー使用可能なダブルルーメンタイプの4種類が用意されています。

アオルティックパンチ

アオルティックパンチ

アオルティックパンチは、冠動脈-大動脈バイパス手術の際、静脈グラフトを上行大動脈に吻合させる「穴」を開けるために使用される製品です。
大動脈壁が脆弱な場合や硬化している場合などは、「穴」を開ける部位の範囲が制限され、正確な操作が必要とされています。
外筒をローリングさせる構造により、理想的なカッティングを実現させました。軽い力でシャープな切れ味が得られ、操作性も向上しております。

遠心式体外循環用血液ポンプ

遠心式体外循環用血液ポンプ

ステンレスワイヤーは、心臓血管外科領域における胸骨正中切開で行われた手術後の胸骨閉鎖に使用されます。
現在、胸骨閉鎖用のワイヤーに用いられている素材の多くはステンレス製です。他にチタン製も市販されています。製品の針部は強度と靭性が求められ、ワイヤー部は柔軟性が求められます。
ステンレス鉱は、主成分である鉄とニッケル・クロム・モリブデン等の成分比を変えることによりJIS規格だけでも80種ほどの規定鋼が存在します。またその加工方法により性質も異なってきます。先端の針部は刃に適した「強度」を、また「耐食性が高く且つ柔軟性」が必要なステンレス鉱を採用しています。

組織代用繊維布

組織代用繊維布

組織代用繊維布は、周辺組織との癒着防止を目的として使用される心膜用・腹膜用と、頭蓋内・頭蓋外を機能的に分ける隔壁の目的で使用される脳硬膜用があります。
使用する部位により繊維布の厚みが異なり、心膜用と腹膜用には厚さ0.1mmが採用され、脳硬膜用では0.4mmの厚さを採用してます。
素材はポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene:PTFE)を特殊延伸加工させたExpandedPTFE(一般的にePTFE)から出来ています。
ePTFEは非吸収性の人工材料であり、生体適合性や抗血栓性に優れた材料として広く知られているものです。形状はシート状で、1μ以下の多孔質構造を有しています。